サプリメントの分類には、「機能・目的別」「栄養素別」「法的分類」などがあります。
■サプリメントの機能・目的別分類 【 戻る 】
1.ベース・サプリメント − 不可欠な栄養素で日常的に摂った方がよいサプリメント
ビタミン、ミネラル、ファイバー(食物繊維)、必須脂肪酸(DHA,EPA)、プロテイン、乳酸
菌、レシチン、、コラーゲン、コンドロイチンなど、おもに私たちの身体をつくっている構成
成分で、日常の食事から摂取する栄養素です。これらの栄養素は健やかに生きていくため
に「不可欠な栄養素」で、不足した場合にさまざまな不調が起き、極端に不足した場合は
死に至ります。
しかし、食事からだけで充分に摂れている方はほとんどいないのが現実です。現代社会に
おいては不足しがちなので、サプリメントで補いましょう。 また、ベース・サプリメントは、
単発的に摂るものではなく、毎日摂るべきものです。ただし、妊娠期や授乳期、投薬を受け
ているなど特別な場合には、かかりつけの病院もしくは専門家に相談しましょう。
2.ヘルス・サプリメント − 健康維持・増進など体の調整を目的として摂るサプリメント
イソフラボン、黒大豆、ローヤルゼリー、青汁、プロポリス、発芽玄米、クロレラ、アロエ、
高麗ニンジン、深海ザメエキス、霊芝、ビール酵母、黒酢など全身の体調調整機能に関わ
る栄養素で、「健康の維持・増進に役立つ栄養素」です。これらの栄養素を摂ることに
より、体全体を整え代謝機能がスムーズになり免疫力が向上します。また、これらの栄養
素は古くから体によい食べ物として食されているものが多くあります。ヘルス・サプリメント
は、個人の価値観や体質に応じて、実感できるものを選択するとよいでしょう。
3.オプショナル・サプリメント − 特定の症状の予防や改善を目的として摂るサプリメント
風邪に対する免疫力を高める「エキナセア」、ドイツではアルツハイマー病の治療薬として
使われている「イチョウ葉」、サンシャインハーブと呼ばれ気分を明るくする「セントジョーン
ズワート」、その他にもトウガラシ、バレリアン、マリアアザミ、ノコギリヤシ、マカ、キャッツク
ローなどがあります。これらの栄養素は、おもにハーブや薬草類で、伝統医療や民間医療
として「疾病の治療や予防に使われてきた栄養素」です。 なかには、海外では医師が
治療薬として処方しているものもあります。
このオプショナル・サプリメントは、薬効を持っている植物が多く、必要な方だけが使うサプ
リメントとなります。 時と場合、体質などによって使い分ける必要のあるものがほとんどで
す。ですから食事をとる感覚でだれもが不用意に摂っていいものではないといえましょう。
まとめると、「1」はだれにでも必ず必要になる栄養素、「2」はより健康を維持増進した
い方がプラスする栄養素、「3」は時と場合によって必要になる栄養素です。
注意が必要なのは、必ず「1」の栄養素を摂取し体を正常な状態に機能させ、、それにプラス
する形で「2」や「3」の栄養素を摂るようにすることです。 これは大変重要なことで、ビタミン・
ミネラルが充分に摂取できていないと、体は充分に機能を果たせず不調があらわれます。
■サプリメントの栄養素別分類 【 戻る 】
上とよく似たコンテツですが、ここでは一般的に流通しているサプリメントの栄養素の種類に分けて分類しています。
1.ビタミン系サプリメント − ビタミン系サプリメントをみてみる
これはもう、おなじみのサプリメントですね。ビタミンCやビタミンEなどのサプリメントです。
ビタミンは人間が生きていく上で必ず必要なもので、体内での栄養素の働きをスムーズに
したり、体の調子を整えたりする微量の物質です。しかし、ほとんどのビタミンは体内では
合成できないため、食事やサプリメントなどで外から適切な量を補給してあげないといけな
いのです。
特徴としては、研究がとても進んでいて、ビタミンを摂ったときの効果なども科学的根拠が
しっかりしたデータがたくさんあり、安心して摂ることができるサプリメントです。
現在約20種類のビタミンが知られていますが、大きく分けて、水溶性ビタミン (水に溶ける
もの)と脂溶性ビタミン(油に溶けるもの)があります。 水溶性ビタミンは、体が必要とする
量を越えると尿や汗になって体外に排泄されますが、脂溶性ビタミンは、取りすぎると体内
にとどまり悪影響を及ぼす可能性があるので注意が必要です。
2.ミネラル系サプリメント − ミネラル系サプリメントをみてみる
ミネラル(無機質)とは、たんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミンと並び、5大栄養素のひとつ
で、カルシウムやマグネシウムの事です。ミネラルは骨や歯を作るもとになったり、血液や
ホルモンを構成したり、神経や筋肉を動かすために必要であったりと人間が生きていくのに
重要な働きをしています。私たちにとって、ミネラルの必要量はごく微量ですが、生命維持
には不可欠の栄養素なのです。
ミネラルは、残念なことに人間の体内で作り出すことができないため、食べ物から補うしか
ありません。 摂取量が不足すると欠乏症が起き、さまざまな病気のもとになってしまいま
す。カルシウム不足による「骨粗しょう症(こつそしょうしょう)」や、鉄分不足による「貧血」は
耳にしたことがあると思います。とくに女性は、生理や妊娠、更年期など女性特有の事情に
より、ミネラル不足を引き起こしやすいので注意が必要です。日ごろから積極的にミネラル
補給を心がけるようにするとよいでしょう。。
ただ、ミネラルも科学的根拠がしっかりしている分野ですが、ビタミンよりも過剰症を起こし
やすいので、定められた摂取量を必ず守るなど、摂取するときは気をつけましょう。
3.アミノ酸系サプリメント − アミノ酸系サプリメントをみてみる
人間の体の中には、約10万種類のたんぱく質があり、筋肉や消化管、内臓などを作るほ
か、血中のヘモグロビンや髪、皮膚に必要なコラーゲンなどのもととなる重要な成分です。
そしてこのたんぱく質を構成している単位をアミノ酸といいます。 約20種類あり、そのうち
体内では合成できないか、または必要量だけ十分に合成できないものが 9種類 (トリプト
ファン、メチオニン、リジン、フェニルアラニン、ロイシン、イソロイシン、バリン、スレオニン、
ヒスチジン)あります。 従って、この種類のアミノ酸だけは食べ物などで外から補給してあ
げないといけません。 また1種類でも欠けると重大な栄養障害を起こすところから、「必須
アミノ酸」と呼ばれています。
このことからわかるように、アミノ酸は私たちが健康な状態を維持するのに欠かせない役割
を担っています。この「必須アミノ酸」はバランスよく適量を補っていきましょう。
4.ハーブ系サプリメント − ハーブ系サプリメントをみてみる
ハーブというと日本人にとっては香りが印象的ですが、 西洋医学では、古来からの植物療
法に基づく薬の原点です。 現在でも医薬品としてさかんに使用されています。 効果も、
気分的なリラックスの範囲から、強力な効能があるものまでさまざまです。 ハーブ系サプ
リメントは種類が豊富で、海外では医薬品として使われているものも多く、欧州ではビタミン
系よりハーブ系が主流になっています。
代表的なものでは、天然の抗鬱剤と呼ばれる「セントジョーンズワート」や、風邪の万能薬
「エキナシア」、記憶力や集中力を高める「ギンコー(イチョウ葉)」、不安やストレスに効く
「カバカバ」、その他にはノコギリヤシ、キャッツクロー、マカなどがハーブ系の素材です。
ハーブと言うと、薬草で副作用がないようなイメージがあるかもしれませんが、実際には
健康被害例の多いサプリメントがハーブ系のものです。 ハーブは非常に種類が多く、
研究が十分に進んでいない物がたくさんありますので、よく下調べをして選びましょう。
| ■サプリメントの法的な分類 |
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1.特定保健用食品 (トクホ) |
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テレビ等でも耳にするようになった「特定保健用食品 (トクホ)」とは、厚生労働省が、ある健康表示を付けることを許可した食品です。
たとえば、「血糖値が気になる人に」とか「お腹の調子を整える」とか「食後の中性脂肪を抑える」といったような、特定の保健の目的(健康への有用性)が期待できることを表示できる食品です。
このような、「保健の用途」を表示するには、個別に生理的機能や特定の保健機能を示す有効性や安全性等に関する科学的根拠に関する審査を受け、厚生労働大臣の許可を受けることが必要です(健康増進法第26条)。
許可を受けたものには、右の許可証票がつけられています。
また、平成17年2月 「健康食品」に係る制度の見直しにより、「条件付き特定保健用食品制度の創設」など改正が行われました。
>> 詳しい見直しの内容は(厚生労働省のHP)をご覧ください。
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2.栄養機能食品
栄養機能食品とは、高齢化やライフスタイルの変化等により、通常の食生活を行うことが
難しく
1日に必要な栄養成分を取れない場合に、その補給・補完のために利用してもらう
ための食品です。
「
規格基準型」といい、
1日の栄養素の摂取量が、国が定めた基準値内にあれば、製品に
その栄養素の機能を表示することができます。機能の表示と併せて、定められた注意事項
等を適正に表示しなければなりませんが、国への許可申請や届出は必要ありません。
具体的な表示例は
【 サプリメントのラベルの読み方 】を参考にしてください。
| ▼ 現在、規格基準が定められている栄養成分 |
ビタミン類
(12種類) |
ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、葉酸 |
| ミネラル類 |
カルシウム、亜鉛、銅、マグネシウム、鉄 (5種類) |
3.一般食品
特定保健用食品、栄養機能食品以外のサプリメントは、すべてこのカテゴリーに入ります。
つまり、錠剤でもカプセルの形をしていても法的に見ると普通の食べ物(とうふ、米など)と
同じ分類です。 当然食品ですから効果・効能を書くと薬事法違反です。
しかし、有益な効果を示す化学的根拠がしっかりしたものもたくさんあります。 海外では
その薬理的効果の高さから医薬品として扱われていても、日本では食品として扱われてい
るものもたくさんあります。 また逆に、ほとんど効果がないばかりか、健康被害の報告が
あるものもありますので、化学的根拠のしっかりした情報源を得ることが非常に大事です。
<< 参考 >> 栄養補助食品について
「栄養補助食品」とは、厚生省の定義によると「栄養成分を補給し、または特別の保健の用途
に資するものとして販売の用に供する食品のうち、錠剤、カプセル等通常の食品の形態でな
いもの」とされています。栄養機能食品と混同してしまいがちなので、注意が必要です。
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健康食品 |
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栄養機能食品 |