サプリメントの添加物は 「安全性」 と 「必要性」 で評価しましょう!
■サプリメントと添加物
サプリメントにはたいてい添加物が使用されているものです。添加物の量は全体の1割以下
ぐらいが理想ですが、だいたい数倍程度のものが一般的です。
使用添加物はラベルの原材料欄に主成分と並んで表示されています。
■サプリメントの添加物の種類
| 種 類 |
目的と効果 |
代表的なもの |
賦形剤
(ふけいざい) |
錠剤を形作るのに必要な物で、結合剤と充填剤に分類される |
| ・結合剤 |
粉末状の材料にねばりを持たせて固めるのに使用 |
セルロース、レシチン、ショ糖脂肪酸エステル、アカシア、アルギン酸、ソルビートル |
| ・充填剤 |
鋳型の体積を満たすよう足りない分量を埋め合わせるのに使用 |
滑剤
(固結防止剤) |
材料が鋳型にくっついてしまわないよう滑らかにするのに使用 |
脂肪酸、炭酸マグネシウム、二酸化ケイ素 |
| コーティング剤(光沢剤) |
錠剤を湿気や酸化から守るとともに、飲みやすくするのに使用 |
| ・ワックス |
石油を原料として作られる |
マイクロクリスタリンワックス、パラフィンワックス |
| ・天然樹脂 |
植物や昆虫から取れる |
ブラジルワックス、シェラック、ミツロウ |
| 着色料 |
食品を着色し、色調を調節する |
食用タール色素、葉緑素、
その他の天然色素 |
| 甘味料 |
食品に甘味を与える |
砂糖、ソルビートル、アスパルテーム、キシリトール、カンゾウ抽出物、ステビア抽出物 |
| 香料 |
食品に香りをつけ、おいしさを増す |
アセト酢酸エチル、バニリン、メントール、天然香料 |
| 保存料 |
カビや細菌などの発育を抑制し、食品の保存性をよくし、食中毒を予防する |
ソルビン酸、プロピオン酸、
ポリリジン |
■サプリメントの形状により主に使われている添加物
| 形 状 |
添加物 |
目 的 |
| 錠 剤 |
結合剤、滑剤、コーティング剤 (保存料、着色料、甘味料) |
錠剤の形を整える |
| 粉 末 |
滑剤、保存料 |
粉末をサラサラさせる、カビ防止 |
| カプセル |
ゼラチン (滑剤) |
カプセルの原料 |
| チュアブルタイプ※ |
甘味料、着色料、香料 |
おいしく食べられるように |
※チュアブルタイプ : 水なしでお口の中でサクッと噛みくだくことができるサプリメント。
噛んで食べるので味というのが欠かせないのでしょう。そのため香料、
甘味料、着色料などが多く使われています。
■食品添加物の 「安全性」 と 「必要性」
食品添加物は厚生労働省が法のもとに安全性をチェックして、それを保証しています。
食品衛生法では 『 食品添加物とは、食品の製造の過程において、または食品の加工もしく
は保存の目的で、食品に添加、混和、浸潤その他の方法によって使用されるもの 』 と定義
されています。
<食品添加物の役割>
・食品の製造や加工のために必要な製造用剤
・食品の風味や外観を良くするための甘味料、着色料、香料など
・食品の保存性を良くする保存料、酸化防止剤など
・食品の栄養成分を強化する栄養強化剤
実際には、下記の条件を満たすもので厚生労働大臣が指定したものが使用されています。
1.安全性が実証または確認されているもの
2.使用することによって食品の加工性、保存性、栄養性、風味、色調といった点で消費者
に利点を与えるもの
3.原則として化学分析などによってその添加が確認できるもの
<表示が免除される添加物>
食品添加物は天然・合成に関わらず全て表示する義務がありますが、下記の4項目に
該当する際は表示免除となり、添加物が使用されていても表示されません。
●加工助剤 (賦形剤、滑剤、コーティング剤)
加工工程で使用されるが、除去されたり、中和されたり、ほとんど残らないとされるもの
●キャリーオーバー
原材料には含まれるが、使用した食品には微量で効果がでないとされるもの
●栄養強化 (ビタミン類、ミネラル類、アミノ酸類)
栄養強化の目的で使用されるもの
●ばら売り
包装されていないので表示が困難なもの
実際、利用者の立場として添加物を評価するときは、「安全性」と「必要性」の2つの観点から
チェックする必要はあるでしょう。利用者側の安全性だけでなく、その必要性にも目を向ける
必要があります。添加物とは本来利用者にとって不必要な成分ですが、生産性や保存性を
高めたり、形を整えたりするのに利用されています。
例えば、さらさらな成分を固め錠剤にして飲みやすくしたり、滑剤で錠剤を滑らかにして生成
過程をスムーズすることで生産効率を上げたりするなどです。生産効率が上昇すれば価格
の低下にもつながります。
このように、錠剤などでは添加物がなければ生成もままなりませんし、添加物の利用価値は
確かに大きいといえます。 しかし、生産効率や売上向上などの目的を優先させて、過度の
添加物の使用に走っていないかどうかというのが、利用する側にとっては大きく関心をよせ、
チェックすべき項目だといえます。ただこれはあくまでもひとりひとりの価値観にもよります。
いずれにせよ「安全性」と「必要性」の2つの観点から考えて、疑問が生じれば、直接メーカー
に問い合わせてみるといいでしょう。そこで納得のいく答えが得られればいいですし、得られ
なければ見合わせるようにしましょう。
※ 個別の添加物に関しては食品添加物それぞれの安全性を評価した書籍などもあります
ので、参考にしてみてください。
(参考までに関連書籍をご紹介します。『 安心して食べたい!食品添加物の常識・非常識 』
実業之日本社、『 食品添加物の危険度がわかる事典 』ベストセラーズ)
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