現代人は栄養の偏りによる 「現代型栄養失調」 です!
■日本人の食生活が危ない!
日本人の食生活は、経済成長と共に急激に豊かになりました。 ここ50年の間に私たちの
食生活は劇的に変化し、急速な食の欧米化が進みました。 これだけ短期間に食文化が
大幅に変化した国は他に類を見ないといわれています。
内容が激変し、動物性たんぱく質と動物性脂質が4倍〜4.5倍にも増えて、逆に炭水化物は
7割、食物繊維は6割程度にまで減少しています。つまり、この50年位で“主食食い”だった
日本人が“おかず食い”になったと言えます。 この“おかず食い”の傾向をそろそろ直さない
と、癌などの生活習慣病の発病率がどんどん高くなってしまいます。
また、もう一つの不安材料は、豊かに、便利になりすぎてしまったことです。簡便さばかりを
追求し家庭での手作りならではの味が失われていく傾向にあります。こうした背景は、子供
や若い世代に、食べることへの積極性や関心が薄くなるという結果を招いてしまいました。
そして、きちんときめられた時間に食事をとるという食習慣はなくなり、好きな時間に外食、
間食をし、ベースとなる家庭での食事では充分な栄養を補えなくなっています。
■現代人の食生活、実は栄養失調!?
欧米食を中心とした現代の食生活では、炭水化物、脂肪、たんぱく質という三大栄養素は十
分に摂取されていますが、これらを代謝するために必要なビタミン、ミネラル、食物繊維など
の副栄養素は不足しています。 ( 「現代型栄養失調」 といわれています。)
その理由として以下の6つの事情が考えられます。
1.偏った食事
先進国では便利さを求めた結果、多くの巨大化した産業が生まれました。 食産業も、
例外ではありません。その結果、便利な食事が増えました。例えば、外食、インスタント
食品、カップラーメン、冷凍食品、レトルト食品、その他さまざまな加工食品ができまし
た。さらに、日持ちさせるための食品添加物、保存料、着色料、農薬。これらが当たり前
に入っています。
「毎日30品目の野菜や食品を摂りましょう」・・・あなたも聞いたことがあると思います。
しかし、30品目の野菜や食品を毎日摂るということはとても難しいことです。
2.加熱調理
現代の食事は加熱調理して食卓に出されます。これも当たり前の話しです。ところが、
この加熱調理によって多くの栄養素が失われているのです。 ビタミンや食物繊維は、
50度以上の熱を加えると段階的に死滅してしまいます。 酵素は、40度以上の熱で
死滅します。
また、現代人に糖尿病や大腸がんが急増しているのは、現代の食事から食物繊維が
摂れなくなっているからです。 糖尿病、大腸がんや便秘に悩む方の数は、年々増加
傾向にあります。
3.電子レンジ
昨日のおかずや、「レンジでチンするだけ」の加工食品を食べる機会も多いと思います。
最近は電子レンジ用の加工食品も、とても美味しくなってきています。 しかし、一瞬で
凄い熱を発する電子レンジは、食べ物の分子構造をも一瞬で破壊してしまうそうです。
欧米の栄養学者の中には、「健康に暮らしたい人は、電子レンジは絶対に使わないこ
と!」と言っているくらいです。でも・・・それは無理ですよね。
4.野菜の栄養価の低下
農薬や化学肥料によって、昔の野菜に比べて現代の野菜は、50年前と比べると8分の1
〜 20分の1にビタミン・ミネラルが減少しているというのです。もはや野菜から必要充分
な栄養素が摂れなくなっているのです。 つまり、仮に「毎日30品目の野菜や食品」が
摂れたとしても、栄養不足は解消されないということです。
5.加工食品
一般的な加工食品だけでなく、小麦粉やコーン油も加工された食品です。加工して作る
ために、ビタミンなどの栄養素もほとんど含まれていません。 精米も加工ですから、
お米(白米)も玄米を精製してつくる時に、玄米の中に含まれるビタミン、ミネラル、食物
繊維も失われてしまっています。 加工すればするほど栄養素は削ぎ落とされてしまい
ます。しかし、こうした栄養素が失われても、現代の食品には、カロリーだけはたっぷり
と含まれています。
あと最近よく見かける、ファーストフードにコンビニ弁当や菓子パン。手軽でお腹は膨れ
ますが、これらもカロリーばかりで代謝するためのビタミン、ミネラルはほとんど摂取で
きません。
6.現代の生活環境
そして、私たちを取り巻く環境を考えてみてください。 大気汚染、水道水、農薬問題、
ストレスの多い現代社会、外食に頼った食生活、不規則な生活習慣・・・これらが栄養
の偏りを引き起こしているのです。
現代病といわれる3大成人病や癌、アレルギー疾患(アトピー、喘息、花粉症)。 これらは、
起こるべくして起きた問題なのかも知れませんし、我々のそうした種々の疾病の発症率が
年々増加傾向にあるのは、偶然ではなく、必然なのかも知れません。
また、太ってしまう原因としてカロリーオーバーと同じくらい大きな原因がこの栄養失調。
栄養失調は脳の食欲中枢システムを狂わせます。 そのため、食後の満足感を得ることが
できず、過食しやすくなり、ますます太ってしまうといった悪循環になってしまうのです。
それに、ビタミン・ミネラルが充分にないと、うまく代謝されず、太りやすくなってしまうというわ
けです。ですので、「食べない」といったダイエット方法はどんどん痩せにくい体を作っている
のも同然なんです。カロリーよりも栄養価を考えることが大切です。
■現代人の栄養バランス
|
|
>>> |
|
<<< |
|
三大栄養素
(カロリー源) |
|
|
|
副栄養素
(代謝栄養素) |
▼摂りすぎている三大栄養素
砂糖・飽和脂肪酸・肉類など |
▼不足している三大栄養素
米・レシチン・大豆・小麦など |
|
|
▼摂りすぎている副栄養素
塩分・リン酸塩など |
▼不足している副栄養素
ミネラル・食物繊維・イソフラボン |
|
|
|
エネルギーのもと、三大栄養素は摂りすぎ。 その一方で、それを利用して代謝するための
副栄養素のビタミン、ミネラル、それに食物繊維が不足していて、せっかくのエネルギー源を
充分利用できていないということです。その上、代謝不足でエネルギーとして利用されなかっ
た栄養は、脂肪として体内に蓄積されてしまいます。
現代食生活での大きな問題は、「栄養バランス」です。 とくに問題とされるのは、脂質の
増加、そして、ミネラル・食物繊維の不足です。
現代人は、ビタミン、ミネラル、食物繊維などの副栄養素を摂るように心がけましょう。
■サプリメントは栄養補給の奥の手
第一に、肝に銘じておかなくてはならないのは「サプリメントは薬ではない」ということです。
どんなに優れたサプリメントでも、食事そのもののかわりにはなりません。「サプリを飲めば
なんとかなる」ではなく、まずは食事を充実させることが大切です。 一日3食きちんと摂り、
いろいろな食品を食べるように心がけましょう。
といっても、最近は食材自体に含まれる栄養価が減ってきているのも事実です。もはや食材
から必要充分な栄養素が摂れなくなってきています。また、生産技術の発達による季節外れ
の野菜や果物、流通構造の変化で冷凍保存されるようになった生鮮食品など、旬のものを
新鮮なうちに食べていた昔と違い、現代人は自然の恵みを100%受け取ることが難しくなっ
てしまいました。
そこで、補助的な意味で活用したいのがサプリメントなのです。上手に利用すれば、食事で
まかないきれない栄養素を補うことができます。実際、食事ですべて摂取するのはなかなか
難しいことです。サプリメントをうまく利用するようにしましょう。
|