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アトピー (アトピー性皮膚炎) の原因は |
■アトピー (アトピー性皮膚炎) はなぜ起こるのか
アトピー性皮膚炎の発症には、「アレルギー的要因」と「非アレルギー的要因」の2つの要因
が深くかかわっています。
●アレルギー的要因
アトピー性皮膚炎の患者さんの約8割の方は、なんらかの物質に対してアレルギーをもっ
ています。
血液検査(アレルギー抗体値IgEを計測)やパッチテスト※で調べることができます。
※ 【パッチテスト】 とは、皮膚にアレルギーの原因となる物質 (アレルゲン) を含んだ
シートを貼り付ける検査のことです。
●アレルゲンとは?
アレルギー反応を起こさせる抗原の総称です。 ダニやハウスダスト、カビ、花粉、ペットの
毛、たまご、牛乳、大豆、そば、たけのこ。 なかでも、アトピー性皮膚炎の患者さんに多い
のが、ダニとハウスダストです。それに有害化学物質(ホルムアルデヒドやVOC、排気ガス
など)が関っているとされています。
●非アレルギー的要因
その一方で、約2割の患者さんには、全くアレルギーが見あたらない事実もあります。
アトピー性皮膚炎の人の多くは、皮膚がかさつきやすい 「ドライスキン(乾燥肌)」 という
肌質のため、角質層の表面をおおう「皮脂」が不十分で、水分を保持する「セラミド」などの
「角質細胞間脂質」が不足していることが主な原因となっています。
ドライスキンの状態では、皮膚の水分が逃げやすく、角質層のバリア機能も弱くなります。
その結果、異物が入り込んでアレルギーを起こしやすくなり、気温や衣服の接触など、ささ
いな刺激にも敏感に反応してしまうのです。
※ アレルゲンではありませんが、家庭電化製品などから発生する電磁波「電界」を強く
浴びると肌荒れなどを起こすのではないかと疑われています。
■ アトピー(アトピー性皮膚炎)の原因を詳しくみてみよう
● 原因 その1 (食) ・・・ この50年間で食生活が変わったこと
グルメ時代を迎え、タンパク質と脂肪を必要以上に摂りすぎてしまっていることです。
さらに・・・
▼ 加工食品や外食による栄養摂取の偏り
▼ 土壌や栽培方法の変化による食品類の栄養価の低下
▼ ストレスによる栄養素の消耗
そして、インスタント食品などに含まれるさまざまな食品添加物も、アトピー性皮膚炎を
引き起こすアレルゲンとなっています。
◎ 主な食物アレルゲン / 卵、米、小麦、大豆、牛乳etc.
>> 【食】 に対する対策はこちらから
● 原因 その2 (住) ・・・ 生活習慣がとても清潔になりすぎた
ちょっと逆説的ですが、日本人の生活習慣・環境が清潔になりすぎ、かえって生物として
の免疫力が低下し、感染症に冒されやすくなったことが考えられます。
蚊帳を使っていた時代には虫と共生の状態でしたが、完全排斥=抹殺してしまった結果、
免疫力が低下し感染菌などに過剰に反応してしまい、多彩なアレルギー反応を起こして
いろいろなトラブルがでてきてしまったのです。
ようするに、免疫力が低下したため、からだがアトピー性皮膚炎を引き起こすアレルゲン
に勝てない状態となっています。
◎ 主な環境アレルゲン / ハウスダスト/コナヒョウダニ、ヤケヒョウダニ
/スギ花粉、カモガヤ花粉、ブタクサ花粉、ヒノキ花粉etc.
※ アレルゲンは食物を食べて体内に入るだけではありません。皮膚に接触して、皮膚
の表面でアレルギー反応を起こすこともあります。このような反応を「接触性アレル
ギー」と呼びます。ダニはその代表のアレルゲンです。
>> 【住】 に対する対策はこちらから
● 原因 その3 (過酸化脂質) ・・・ 体内の脂肪が過剰な活性酸素と結合したもの
1.皮膚細胞で過酸化脂質ができると角質の保湿機能が低下し、ほこりやダニの影響を
受け、アトピーが発症しやすくなります。
2.大腸で過酸化脂質ができると大腸の機能が低下し、食物アレルギーが起こりやすく
なります。
▼ アトピー患者さんは血液中の過酸化脂質が多いという検証がされています。
【アトピー対策のキーワード】 のひとつとして、「過酸化脂質を作らないこと!!」
◎ 栄養とはカロリーまたはエネルギーと考えられてきましたが、食物繊維やミネラルも
栄養素であり、現代人は栄養不足なのです。
◎ ミネラルが不足すると活性酸素を除去するSOD※酵素の能力が低下し、体内の活性
酸素が増加します。また、ビタミンE・Cなどの不足も活性酸素を増加させます。
◎ 肉、乳製品、油脂、砂糖の過剰摂取は過酸化脂質の増加をまねきます。
(どうしてもアトピーが軽快しない方はチョコレートを止めてみるといいかも・・・)
◎ 食物繊維の不足や過酸化脂質などにより大腸の機能が低下すると、食物アレルギー
が起こりやすくなります。
◎ オゾン層破壊、排気ガス、食品添加物、新建材などが原因で活性酸素が発生しやす
い環境となっています。
※ 【SOD】 とは体内の過剰な活性酸素を除去する酵素です。
>> 【過酸化脂質】 に対する対策はこちらから
● 原因 その4 (化学物質) ・・・ シャンプーや石鹸に含まれる合成界面活性剤
シャンプー、石鹸、化粧品には皮膚のバリアーゾーンを破壊する合成界面活性剤が含
まれています。 特に、シャンプーに含まれる合成界面活性剤の濃度は高く、このような
毒性の強いものを日常的に使用することで、バリアー機能の低いアトピー性の皮膚に
なってしまいます。
アトピー性皮膚炎や魚鱗癖の方の皮膚からでてきた老廃物には、流動パラフィンという
物質が多量に検出されました。 流動パラフィンとはシャンプー、石鹸、化粧品の基材と
なる鉱物油です。
アトピー性皮膚炎は化学物質過敏症でもあります。化学物質を許容できる量には個人差
がありますが、限界量を超えると敏感肌やアトピー性皮膚炎になってしまいます。
ですから、大人になっても治らない、大人になって発病するということも別に不思議なこと
ではないのです。
>> 【化学物質】 に対する対策はこちらから
● 原因 その5 (ストレス) ・・・ 現代社会における人間関係や生活など
ストレスという外的刺激が体に加わると体を防御しようと自律神経が働きます。自律神経
がうまく調節しているときは特に体に症状などは現れません。 しかし、ストレスがずっと
長時間加わると自律神経もその間ずっと防御するために働き続けます。その状態が長く
続いてしまうと自律神経が疲労し、うまく調節できなくなってしまいます。
そうなると、皮膚が刺激に対して過敏になってしまい、アトピー性皮膚炎を引き起こして
しまうことになるのです。
ただ、適度のストレスは、プラスの作用として働きかけてくれるもので、ここでいうストレス
とは、過度のストレスになります。
よく、成人アトピー患者の方などは、医師の診断で、アトピーの悪化をストレスに原因が
あると指摘されるケースが多いようです。
人間が受けるストレスは、大きく3つに分類されます。
▼ 精神的ストレス・・・もっともポピュラーなストレスが精神的ストレスになります。
▼ 化学物質ストレス・・・病気として、化学物質過敏症として症状が現れるケースもあり
ますが、現れなくても、ストレスとして体が受止めている事があります。 その場合は
化学物質がストレスとなっている認識は無いといえます。
▼ 肉体的ストレス・・・歯痛などによるストレス、着心地の悪い衣類や足の痛い靴などを
履くことにより、感じるイライラやアトピーの痒みによるイライラなどのストレスです。
● 原因 その6 (ステロイド剤) ・・・ ステロイド剤の不適切な使い方とリバウンド
ステロイド剤を上手にコントロールしながら使用されれば、依存症にはなりません。
炎症が特にひどい時に適量だけ使用するようにしたり、日常生活で皮膚の保湿に気を
使ったりしていてば、炎症も起こりにくく、副腎機能の低下が最小限に抑えられます。
しかし、これに対して、症状がさほどひどくないうちに強いステロイド剤を厚塗りしたりする
と、副腎皮質ホルモン(ステロイド)を自分の力で作ることができなくなっています。
そして、ちょっとしたアレルゲンに対しても過剰に炎症を起こすようになります。このように
なってしますと、急にステロイド剤の使用を止めると、アレルゲンに対して抵抗力がないた
め、炎症を起こしやすく、そして、その炎症に対して適切な治療をしないと、どんどん皮膚
を壊してしまい、アレルゲンに対してさらに過敏になってしまうのです。
そして、リバウンド(顔が真っ赤になり、パンパンに腫れたりするなど)を起こします。
ステロイド依存症とリバウンドは強く関連していて、そして、その原因はステロイド剤の
不適切な長期連用ということになります。
それでは、アトピー(アトピー性皮膚炎)対策の方法や注意点をみていきましょう。
>> アトピー(アトピー性皮膚炎)の対策と注意点とは
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